今日は東入間警察署に行きタロウに遺失物届けが出てないかを聞きにいきました。
何せ迷い猫を保護したのは初めてなので勝手が分からず、まずは窓口探しから。
受付で事情を話すと、会計課へ行ってくださいといわれ
「はぁ???」と疑問符で頭が埋め尽くされましたが
遺失物・拾得物を扱うのは会計課のようで結果的には正しかったです。(が、もう少し説明して欲しかった。)
で、会計課で一番窓口に近い若い女性の職員さんにまず事情・特徴を説明して動物の遺失物届けを照合してもらうも
3、4分ほどパソコンをカチカチして「無いですねー」と一言。
え?それだけ???
こっちから見てた感じだとリストを眺めてページを送っているだけに見えたんですが、
そこはプロの技で無いと判断したのでしょうか。。。
と、ここで奥から少し中年男性職員が出てきて声をかけてくれたのでもう一度同じ説明をする。
すると、かなり難解かつ繰り返しの説明が始まりました。(もう少し要点を整理して頂きたかったです。)
やり取りというか説明を整理すると
・まずは拾得物として届け出る場合1週間以内にする必要あり。届け出後3ヶ月で所有権が拾得者に移る。
・上記の1週間を過ぎると拾得物として届け出ても、3ヶ月後の所有権は警察側(公共機関)となる。
・保管に関しては保護主さんのところで預かるか、公共機関側で預かるかの二択。
・公共機関で預かる場合はこちらの警察署では預かれないので動物指導センター南支所での預かりとなるが、ある程度の期間で処分となる。
・先ほどリストを付き合わせたのは埼玉県内の警察署に寄せられた遺失物届けなので、迷い猫を探してる人の情報は他の機関にもある。
・ふじみ野市の迷い猫捜索情報は大体動物指導センター南支所、川越市の迷い猫捜索情報は川越保健所に集まるので連絡先を教えます。
要は、
1.保護主が保護したまま、3ヶ月以内に飼い主を探す
2.公共機関に預けて一応飼い主探しを手順に沿って実施後、一定期間で処分される
3.1の後3ヵ月後に所有権が保護主に移るのでその後は里親探しなり自分で引き取るなりする
といった感じですね。
2はありえないので1から3の流れしか無いじゃないか。。。
しかし届け出後3ヶ月間は所有権が保護主に無い為、里親や引き取り手の募集はしないほうが良いだろうなぁ。
飼い主が現れた場合非常に複雑な事態になる事が想像に難くない。
が、ちょっと調べた感じだと裏技的ですが
4.1週間を過ぎて届出を出した場合所有権は警察に移るので、警察が保護主に譲渡処分したという形で即所有権を移動させる
といった事例もあるようです。まぁこれは担当の警察の方と相談しないとリスキーな手段。
ひとまずそんなこんなで警察署を後にした時点で17時を回っていたので、保健所や指導・愛護センター巡りは明日に保留。
その足でOZ動物病院へ入院中のタロウへ面会に行きました。
エリザベスカラーを巻かれたタロウと面会。
撫でられると、今日もうれしそうにゴロゴロ喉を鳴らしてる。
小沢院長のお話によると、
ご飯も水も飲んでおり大小の排泄もきちんとしているので
まずはこのまま全身の状態を回復に向かわせられれば大丈夫でしょう。
被毛の絡まりが酷いのでバリカンで一部剃毛を実施、それに対しては元気に抵抗する一面もあり。
ただし、目に付いては厳しい状況で右目は角膜穿孔が進んでおり眼球も萎縮しているので最終的には肉芽状態になり保存は難しい
左目も角膜潰瘍が進行している為治療が必要で現在点眼で対応中。
点眼による反応がない場合の外科的な対応としては瞬膜を使ったカバーによる手術がある。
ノミやダニの寄生も見られる為、スポットによる退治を試行。
ノミの死骸もポロポロと出るが、まだフンやノミは散見される。
口腔内の状態は口内炎が酷く、右上犬歯が抜けている、他一部の歯が折れている。
(餌を実際に食べてる様子を見ましたが、口内炎が痛いんだろうなという食べ方でした。)
何しろ分からないことだらけなので、今後も点滴と餌による体力回復を図りつつ検査を慎重に進めていくつもりです。
との事。やはり非常に分かりやすくて好感が持てる説明です。
その後、面会時間を使って院長先生や看護士さんと話しているとやはり関係者や我々皆が気になるのが以下の点。
・目立った外傷等が無いのにどうして目だけこんなに酷い状態なのか。
・分からないことだらけなので何とも言えないが、ただ迷っただけでは無く「何か」があったのかも知れない。
・首輪に年季が入っており、かなり可愛がられてたような気がするんだけど探してる人が見当たらないのは何故なんだろう。
タロウ、お前は誰の元から来たんだい?どこからどうやって来たんだい?
明日以降も時間の許す限り飼い主さんを捜索します。